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ラリー参戦記~2008
Leg1
 Section1
  SS1 Rurikei 1          4.79km(R渓)
  SS2 Amawaka East1     4.81km(ダムサイド逆走)
  SS3 Tatsunori Pass 1     5.61km(H峠)
  SS4 Deer's Stool 1       0.61km(府民の森ギャラステ)
  SS5 Amawaka East2     4.81km(ダムサイド逆走)
   Refuel 1
   ServiceA 20min
   Regroup
 Section2
  SS6 Deer's Stool Reverse 1  0.58km(府民の森ギャラステ逆走)
  SS7 Amawaka East3      4.81km(ダムサイド逆走)
  SS8 Tatsunori Pass 2      5.61km(H峠)
  SS9 Rurikei 2           4.79km(R渓)
  SS10 Deer's Stool 2       0.61km(府民の森ギャラステ)
  SS11 Amawaka West 1      4.75km(ダムサイド順走)
   ServiceB 45min
   Regroup
   Refuel 2
 Section3
  SS12 Tatsunori Pass 3      5.61km(H峠)
  SS13 Rurikei 3           4.79km(R渓)
  SS14 Amawaka West 2      4.75km(ダムサイド逆走)


KYOTO南丹ラリー2008は園部公民館からスタート。

サービス隊は先にサービス会場に向かうので、
荷物などを預けておいたのは良かったが、
インカーカメラ用のリモコンまで預けてしまったorz
とりあえずサービスまでは何事も起こらないように気をつけるとするか・・・

SS1はいきなりちゅるちゅるのR渓から。
朝イチでここを走るのはどうも精神衛生的に良くないと思う。

案の定、2つめの左コーナーは泥だらけに・・・
さらにその先もコケのある滑りやすい路面。
いきなり終わりたくないので無理をせず慎重に走る。
ここで数秒負けてもいなくなるよりマシ。
と思ったら、周りも同じ状態だったのか、とりあえずクラスベストタイム♪
幸先良いスタートを切ることが出来た。

続いてSS2は一転してハイスピードなダムサイド。
頑張って走ったつもりだったが、
JN-3の新型シビックに5秒近く負けている・・・
さらには黄色いBOON2台にも1秒くらい負けてしまった・・・
今日はちょっと厳しくなるかな?

SS3はH峠。
いまだに一昨年のスピンアウトが記憶に残るが、
何であんなところでスピンしたのかは未だに不明。
ってことでそれほどトラウマにはなっていなかったりする。

でもこの道、例年以上に曲がらないような気がする・・・
切りすぎと思えるくらいステアリングを切ってなんとか曲がるのだが、
とにかく気持ちよくない。
これはかなり負けているのではないか?と思いながら苦しい走りでなんとかゴール。
苦しい思いとは裏腹に2位に3秒近く差をつけてクラスベスト♪
でも、あの気持ち悪い走りでは爽快感がない・・・

後で気持ち悪い原因が解った。
どうやら昨晩H峠付近は雨が降ったらしい。恐るべしH峠。

気分を新たにしてSS4は府民の森ギャラステ。
昨年は泥だらけのサービス直後だったので、数台が1コーナーの餌食となった。
今年は取り回しが工夫されていて、去年の惨劇は起きなくてすみそうだ。
とりあえずここは無難にこなす。

SS5はダムサイドの2回目。
さっきよりもさらに丁寧に走って、3秒近くタイムUP。
黄色いBOONにはコンマ数秒勝てた♪
でも、新型シビックにはまだ1秒以上の差が・・・

Section1を終えて、2位に5秒近くの差でトップ。
とりあえずまぁまぁかな?

Refuelを済ませて最初のサービスへ。
ここでフロントタイヤを少し硬めのものに換える。
あとはバナナを食べて栄養補給。
そしてカメラのリモコンも忘れずに載せる。



Section2は最初のギャラステを無難にこなして、
3回目のダムサイドへ。
タイヤチョイスがどうなるか心配だったが、
思った以上にフィーリングが良く、
自信を持って限界まで攻めることが出来た。
当然タイムも先ほどより2秒以上UPして、
ようやく新型シビックに勝つことが出来た♪
 クラスは違えど、2WDの車は全てライバルだと思ってます
続くSS8は1回目よりも路面が良くなりさらにタイヤもバッチリ。
後半インカットしたときに結構な衝撃があったけど、
なんとかバーストせずに済んだ。
 後でサイドウォールをみると危うい傷が・・・
ここもクラスベスト。
ここまでで2位の黄色いBOONのO選手に10秒近くまで差を広げることが出来た。

SS9は2回目のR渓。
スタートにたどり着くとSSが中断している。
どうやらセリカが2台リタイヤしてその引き揚げをしているのだとか。
このままキャンセルになってくれたらなぁ・・・
なんて淡い期待をしていたが世の中そう甘くはなくSS再開。

2回目と言ってもここはやっぱりちゅるちゅる。
1回目より少しタイムUPしたが、O選手に1秒くらい負けてしまった・・・

ギャラステを済ますと続いてはダムサイド逆走。
この方向はこれまで何度も4~5kmのショートで使っているので
だいぶコースを覚えてきている。
というわけで、1回目からかなりのペースで走る。

そしてタイムは新型シビック、地元N選手のインテグラ、O選手の黄色いBOONと
4台まとめて同タイム!
 JN-3、JN-2のトップ2台が同タイムってのは偶然というか拮抗しているというか・・・

Section2を終えて、2位との差は約9秒。
しかし2位は地元のO選手。油断は出来ない。
さらにJN-3トップのN選手との差も1秒以内。頑張らねば。
 JN-3とは以前同じクラスだったので負けたくないのが本音です
サービスでは夜に備えて補助灯を付ける。
そして美味しいカレーをいただいて栄養補給は十分!

夜のステージはH峠から。
ここを夜走るのは初めてなので少し不安。
その不安が的中したのか、どうも補助灯の調子が悪い。
点いたり消えたり灯りがパカパカしていて走りづらいorz
道端が見づらいので道の真ん中をずっと走っている感じ。
とうぜんタイムが出るわけがない。

ここでO選手に4秒近く負けてしまい、
一気に差が5秒に縮まった・・・

本当はここで2秒くらい勝って諦めてもらうつもりだったのに、
しっかりスイッチを入れてしまった・・・
まぁしょうがない。

続くR渓の前で補助灯を少しいじってみたが調子は変わらず。
でもパカパカするのには少しずつ慣れてきた。
・・・がここも2秒負け。残り3秒まで追い詰められる。

結局勝負は最終SSのダムサイドまでもつれ込むことになってしまった。
どうやらそう簡単には勝たせてくれないらしい。
しかも相手はBOONとはいえ、地元のO選手。
本音では負けたかな?なんて思いがよぎる。

でも、そんな状態でも逆に
負けたら負けたでしょうがないと割り切ることが出来た。
最後のSSを精一杯楽しんで走ろう!

実はダムサイドのコースは好きなコース。
というのは、他のラリーでは絶対にないコースだから。
このSSが終わると来年までここを走ることが出来ない。

そんな思いがあってか、
走っている間は2位とのタイム差は頭の中から消えていて、
とにかく1つ1つのコーナーを抜けるのが楽しい。

そしてタイムは昼の1回目より1秒ちょっとタイムダウン。
ドキドキしながら後ゼッケンのO選手のゴールを待つ。
O選手には2秒負けていた・・・
でも、なんとかトータル1秒差でトップを守りきった!

というわけでようやく今シーズン初勝利を上げることが出来た。
しかも、JN-3のトップにも勝って、総合8位。

勝因はタイヤが外れなかったことか?・・・
ラリー参戦記~2008
 Section1
  SS1 赤蔵ヶ池1     4.97km
  SS2 美川1       25.05km
   Refuel
  SS3 日野浦1      2.74km(県道ギャラステ)
   ServiceA 20min
 Section2
  SS4 美川2       25.05km
  SS5 赤蔵ヶ池2     4.97km
   Refuel
  SS6 日野浦2      2.74km(県道ギャラステ)
   ServiceB 45min
 Section3
  SS7 美川・日野浦  28.32km


去年に引き続き天気は快晴。
これでBOON勢に追いかけられる心配は少なくなったかな?

スタート前の準備をしていると、地元のテレビ局の方が取材に来てくれた。
ビデオカメラを向けられるのは慣れていないのでちょっと緊張。
いつもより多少ぎこちない動きでインカーカメラをセットしていると、
「もしよろしければそのテープを後でお借りすることはできますか?」
との申し出が。
え、別に良いけど・・・あまりアホな会話は出来ないな(笑)

ラリーは7時30分に1号車スタート。
今回のゼッケンは21番なのでスタート時刻は7時50分。

ゼッケンはほぼクラス毎に固められていて、
JN-2クラスは
18番:ミ○バレビン さ○し選手
19番:D○○Sブーン H塚選手
20番:D○○Sブーン O寺選手
21番:自分
22番:S○Sシビック S貝選手
23番:B○○B○○ブーン F永選手
24番:B○○B○○ブーン M田選手
の順番。
今回はタイム確認がやりやすそうだ。

SS1は新コースの赤蔵ヶ池から。
路面温度がまだ低いので、タイヤとブレーキをしっかり温めていく。
そしてSSスタート。
思ったよりグリップは高そう。
それよりも走りがぎこちない・・・
「そんなにステアリング切らなくても曲がるぞ!」
なんて自分自身に頭の中で言い聞かせながら走りを修正していく。

路面のうねりやギャップは途中までは予想していた範囲だったが、
ゴール手前で思いっきり飛ばされる。
少しふらついたけどなんとか押さえつけてゴール。
タイムはミ○バレビンの6秒勝ちくらい。
とりあえず先手を取ることが出来た。でも他の選手がどうか?

SS2前の時間調整で他の選手のタイムを確認してみる。
S○Sシビックはいきなりリタイヤしてしまったらしい。
タイムを比較するのが楽しみだったのでちょっと残念・・・

して、SS1のタイムは2番手を4秒離すクラストップタイム!
これは幸先が良い。

ちなみに、SSタイムは携帯の速報サイトに早速UPされている。
それによると、総合でも9番手♪

SS2は25kmの美川のロングSS。
最後まで走って大きく遅れましたではどうしようもないので、
スタートから約6kmの去年のSS1,4,7の区間で中間タイムをチェックすることにする。
ターゲットタイムは去年のクラストップタイムにスタート位置のズレを補正して設定。

前の方のゼッケンで通過確認取れない車があったらしく、少し遅れてのスタート。
まぁ止められたのが5台くらい前の車で良かった。

SS2はSS1と違ってタイヤもブレーキも冷えた状態でスタートする。
その為スタート直後は少し様子を見る。
そして中間タイムはターゲットタイムから3秒落ち。
そこまでのペースを考えると妥当な範囲。とりあえず一安心。

走ってみるとやっぱり長い(笑)
タイヤもブレーキも苦しくなってきたのはまだ半分行くか行かないかのところ。
特にフロントタイヤがきつい。
それでもグリップはしてくれているので、多少強引でもアクセルを踏んでいく。

残り4kmくらいになったところで前走のO寺選手に追いついてしまった。
ブーンはこのコースは厳しいのかな?
4kmついていくのは大きなタイムロスになるけど、追い抜く道幅がない・・・
と思ったら少し広くなったところで譲ってくれた。助かった♪

SSゴール後は給油なので、その移動の間に携帯でSSタイムを確認。
ここもクラス2番手を18秒離すトップタイム。総合でも7番手!
これまでこのラリーのロングSSは良い思い出がなかったので一安心。

給油の後は県道を使ったギャラリーステージ。
今年は路面の補修がしっかり終わっていて走りやすそう。
コースはほとんど覚えてしまったのでライン取りを意識して走る。

ここもクラスベストタイム。総合でも8番手。
去年はJN-4のトップからキロ3秒くらい負けていたのが
今年はキロ2秒ちょっとの負けに収まっている。
自分でもこのSSが速くなったとは思っていなかったのでビックリ。

SS3の後は最初のサービス。
この時点でクラス2番手のミ○バレビンに30秒近いリードを築いている。
JN-3のトップにも20秒弱のリードで総合7番手。

今回から投入したブリジストンの新コンパウンド“TT2”のタイヤと
ラリー前に行ったサスペンションの仕様変更がうまくいっているようだ。

サービス後のSS4は美川のロングSS。
午後になって路面温度が上がってきたのでSS2よりも苦しくなりそうだ。
今回は最初からハイペースで走る。
中間タイムはどうか?と思っていたが、走っても走っても聞こえてこない。
もしかして聞き逃したか?まぁいいや。走るペースは先ほどより良いはず。
(ちなみにSS2より5秒上がっていたらしい)

中盤になってまたタイヤとブレーキが苦しくなる。
それでも踏ん張って!と思っていたら
なんと2番手だったミ○バレビンがエンジンから煙を上げてストップ。
これは予想外の展開。
ちょっと残念だけど、ちょっと楽になった♪
というわけで、無理に攻めることはせず、タレたタイヤなりに走る。

SS4をゴールした時点でクラス2番手とのタイム差は1分半くらいに開いてしまった。
2番手以降はブーン4台が混戦の模様。
こちらは一人旅。
まぁ、残りを楽しく無難に走りきることにするか。

SS5はSS1のリピート。
ゴール手前のギャップに注意して走る。
SS1より2秒くらい遅くなったがクラストップタイム。

2度目の給油を済ませてSS6は2度目の県道ギャラリーステージ。
ここはコースアウトのリスクが少ないのでしっかり攻める。
タイムはSS3より0.9秒UP。
でもタ○カのランサー2台に負けてしまった・・・
上りのパワー勝負のコースでは仕方ないか。

SS6の後は2度目のサービス。
今回は45分あるのでゆっくり食事も出来る♪

すでに2位に1分半以上の大差をつけているので、
フロントタイヤをコンパウンド違いのものに換えてテストしてみることに。

しかし、なんてことはないタイヤ交換でトラブル発生。
右フロントのタイヤを締めているときにハブボルトが1本折れた。
急遽スペアで持ってきていたボルトに交換する。
時間は十分あったので問題なく作業終了。
でも、このときはこれが悪夢の序章になるとは思いもしなかった。

サービス後はリグループ。
リグループエリアはギャラリー駐車場の側にあるが、
駐車場はたくさんの車で溢れている。

四国の山の上にこんなにたくさん集まるとはうれしいものだ。

いよいよ最終のSS7。
美川のロングSSと県道ギャラリーステージとつないだ
このラリー最長となる28.32km!

ここで車が壊れてしまったら全てがおしまい。
無理をせず走りきることが一番。
少しでも車の負担を減らすために早めのシフトアップを心がける。

でも、それとは裏腹に中間タイムはSS4と同タイム。
夕方になって路面温度が下がったのと、少し硬めのコンパウンドがあたったのか、
中盤になってもタイヤはあまり苦しくならない。

こうなると、走るのが楽しくて仕方ない
という感じで怖いモノ無しで走る。久々のこの感じ♪

しかしトラブルは突然やってくるもの。
SSスタートから約17kmの左の中速コーナー進入で
突然足元をすくわれたかのように強烈なアンダーステアが発生。
直後に何かが壊れる大きな音。
一体何が起こった?と思った瞬間、ドアミラーに飛び跳ねるタイヤが写った・・・
車は崖に向かって一直線
でもなんとか必死のブレーキで転落は免れた。

とりあえず車が惰性で動いているうちに道端の邪魔にならないところに止める。
あっという間の出来事。

車から降りて右フロントを見ると、ハブボルトが折れていた・・・
こうして全てが終わってしまった・・・

 
左の写真は狙ったような配置。でも、特に意図して置いたわけではない・・・
右はギリギリで踏みとどまった跡。本当に落ちなくて良かった。

全車通過して、スイーパーが来るのを待って
サービスに迎えてきてもらう。
折れたハブボルトは現地で交換して修復完了。
そのまま自走でサービスパークに戻る。

しばらくしてテレビ局の方が心配して駆けつけてきた。
果たしてなんと言ったら良いものやら。ハハ・・・
とりあえずしどろもどろでインタビューには答えてみたが。

そしてとりあえずインカービデオも渡しておいた。
どこがどう使われるのかは・・・不明。


それにしてもSS6まではJN-2だけでなく、JN-3を含めても
全てのSSでトップタイム。
完全にぶっちぎりだったけど、それでもリタイヤはリタイヤ。
記録には何も残らない。
でも、みんなの記憶には残ってくれるかな?

とにかく車はとても良いことが証明できたので、
壊れたところをしっかり直して、次こそは優勝するぞ!
ラリー参戦記~2008
スタート会場となる美川スキー場には前日夜に到着し、
宿泊場所となる“大谷山荘”で宿泊。
1階の食堂があるフロアではストーブが焚かれている。
それもそのはず。朝の気温は5℃以下。寒いはずだ。

レッキ受付はAM7:00から。
そそくさと車の準備をしてレッキ開始。
早い者勝ち(?)なのでさっさと準備をして出発。

今年は新コースの“赤蔵ヶ池”が追加。4.97kmあるのでそこそこタイム差が出そう。
まずはここからレッキ開始。

コースはグリップが低そうな感じ。
そしてどうにもペースノートが作りづらい。
あまりきっちり作ろうとせず、それなりにフィーリングで作った方がいいのかな?
また、オフィシャルの言うとおり、路面の溝、隆起がところどころにあるので、
ライン取りも重要になるかな?

続いては総延長25kmくらいある“美川”。
今年はSS2,4では3年ぶりくらいに通しで使う上、
さらにSS7ではその先の県道ギャラリーステージまで続けての28.32km。
こんなに長いSSは初めてだ・・・

でも、レッキは昨年までのノートがあるので、
微修正を加えるレベルで思ったより短く感じた。

そうしてレッキは4位(?)でゴール。
ちなみに総合4位だけど、JN-2でも4位。
って別に早く終えるのを争っているわけではないが・・・

レッキ後は車検。
何も問題なし・・・のはずだったが、
前の方にいるセリカが重量が軽すぎるらしく不通過。
さらにその次のセリカも不通過。
さらに自分の前のミ○バレビンも不通過。
そしてなんと自分も不通過。

しかもちょっと足りないどころではなく、
60~70kgくらい足りない。
それも4台揃って同じくらい。

そして、その前とその後の車は問題ないらしい。
もしかしてトヨタ車とその重量計の相性が悪い?

とりあえずもう一つの車検ラインが終わるのを待って、
そちらで再計測をしてみると4台とも合格。
やっぱり相性が悪かった?

結局原因不明だったけど、車検は合格したのでOK♪

その後は麓まで下りて開会式。
またまた山に上がってきて夕食。

今回の夕食はキジ鍋

とても美味しかった。
これでやる気は十分!
ラリー参戦記~2008
Leg2
 Section1
   ServiceC 20min
  SS8 HAYASHINOUE3     4.25km
   Refuel
  SS9 SANNPOU Reverse2  10.32km
  SS10 HIZEN3          1.26km
  SS11 HIZEN4          1.26km


Leg2はホテル駐車場横に設定されたパルクフェルメからスタート。


Leg2はLeg1の結果によってスタート順が決まる。
スタートは10番目。
前は師匠のMR-S、後はミ○バレビン。
残念ながら今日はSS直後にミ○バレビンのタイムを知ることが出来ない。
精神的にはちょっと不利かな?

天気予報は夕方から雨。
ラリーは昼までに終わるので雨の心配は無いはず。
というわけで、タイヤはドライ用のみを準備。
スペアタイヤも1本積みで勝負を賭ける。


朝イチの20分のサービスを終えて出ていこうとする頃に
小さな雨粒がポツポツと。
ん?もう雨が降り始めるのか?・・・
少し心配になるが、雨はポツポツ程度で路面はドライのまま
これなら問題ない。

リードはわずかに2.2秒。
SANNPOUは4秒くらい負けるだろうから、HAYASHINOUEとHIZENで稼がないと。
できればHIZENに行く前にリードしておきたいところだ。

Leg2最初のSS8はHAYASINOUE
何年か前を思い出しながらガンガン踏んでいく。
中間タイムは・・・残念ながら昨日とあまり変わらない。
ゴールタイムは昨日より1秒UP。
とりあえず少しはリードを拡げられたか?

SS9は鬼門のSANNPOU-Reverse
とにかく慌てず無理せず無難に走ること。
前半はそこそこのペースで走れている感じだったが、
後半タイヤが少し苦しくなってくると、だんだん走りが荒くなる。
これじゃダメだと思うが、うまくその状態から抜け出せず。
タイムは昨日より上がっているが、だいぶ負けただろうなぁ。
本当はこの時点でリードしておきたいところだったが、どうなるか?

SS10とSS11はHIZEN。
まさかここまで勝負がもつれ込むとは思わなかった。
ようやくここでタイム差を確認できた。
世の中計算通りにはいかないらしく、3.5秒負けていた・・・

悪くて2秒負けくらいは想定していたが、3.5秒はちょっと・・・
しかし負けているものは仕方がない。とにかくあと2本頑張るしかない。

スタート前にしっかりブレーキとタイヤを温めていく。
昨日ビデオで研究したことを思い出しながらスタート。
とにかくミスをしないようにきっちりとラインを取って走る。
が・・・例の水たまりの進入を失敗して、水たまりの真ん中辺りに入ってしまった。
一瞬にしてハイドロが起き、コントロール不能に。
でもなんとか立て直して、大きくテールスライドしながらSSゴール。
タイムは昨日より下がっている。路面温度が低いから仕方ないか?

続いてミ○バレビンもSSゴールして戻ってきた。
Co-Naviさんがダッシュでタイムを聞きに行く。
そして
「残り1,7秒!」
なんとこのSSで1.8秒勝つことが出来た。
3.5秒あったタイム差も一気に1.7秒に。
次も同じだけ勝つとギリギリ逆転できる!
なんだかシナリオを書いたような展開。

ミ○バレビンのドライバー、さ○しが車から出てきて開口一番
「くっそぉ、おまえ速すぎるぞ!」
と言ってきたので
「そっちこそSANNPOU速すぎるんじゃ!」
と切り返す。
もう子供のケンカレベル(笑)

そしてついに最終決戦のSS11。
スタートでアライさんに
「残り1.7秒に縮まりましたよ♪」
って言ったら、スタート方法のアドバイスをしていただくことが出来た。
よし。これで少しでも・・・

せっかくなので最終SSの走りをUPしてみた。
自分なりにミスしない範囲でギリギリに攻めた走り。
最終コーナーなんて車をねじ込む勢いです。ハハ・・・
08karatsu_ss11

タイムはSS10より0.3秒UP。
後は向こうが走り終わるのを祈りながら待つ。

そして運命の審判が下った。
結果は・・・0.6秒負けた。

SSトータル59.05km走ってわずか0.6秒差・・・

負けたのは悔しいけれど、最後まで勝負出来て楽しかった。
ここ2年ほど、追い上げムードの中、自ら戦列を去ってしまっていたので・・・

残念ながらこのラリーは3連覇を譲ることになってしまったが、
次の久万高原ラリーはこちらが3連覇する番。頑張ろう!


ラリー参戦記~2008
Leg1
 Section1
  SS1 SANNPOU1       10.32km
  SS2 HAYASHINOUE1     4.25km
  SS3 SANNPOU2       10.32km
  SS4 HAYASHINOUE2     4.25km
   Refuel
   ServiceA 45min
 Section2
  SS5 HIZEN1          1.26km
  SS6 HIZEN2          1.26km
  SS7 SANNPOU Reverse1 10.31km
   ServiceB 60min  



唐津城築城400年を記念するゲートをくぐってラリースタート。

SS1はSANNPOUから。
どうもこのコースは好きになれない。
でも一番距離が長いので、少しでも負けすぎないように頑張らないと。
ひたすら我慢の走りでタイムはこのラリーで2連勝中のミ○バレビンの0.9秒落ち。
思ったより負けなかったので良い方かな?
でも、後ろの方で同じく中部からエントリーのS○Sシビックが速いらしい。
アンチラグがついてバラバラいっているブーン勢には10秒ちょっと勝っているので
JN-2クラスは去年と同じく2WD勢の争いになりそう。

続くSS2 HAYASHINOUE
数年前の二駆部門時代にはとにかく何度もこのコースを走ったので、
HAYASHINOUEアタックなんて言っていた。
それを思い出して、スタート前に
「アタックチャーンス!」
なんて言いながら大笑いしていたら、
スタートしてすぐ、3速へのシフトアップで1速に入ってしまったorz
オーバーレブしなかったのが幸いだけど、まさかのシフトミス。
しかも一番スピードを乗せたいところで・・・
 このミスが勝負の影響することになるとはこの時は夢にも思わなかった。
中間タイムも以前のタイムには遙か及ばず絶望的。
でも、ミ○バレビンには3秒勝ち。一応逆転。
でもシビックがまだ上にいるかな?何せゼッケンが離れているのでタイムがわからない・・・

SS3はSS1と同じSANNPOU
さっきよりはちょっと頑張ってちょっとタイムUPしたが、
周りも当然タイムUPするわけで、ここでまだレビンの順位がひっくり返る。
ちなみにSS1でベストだったS○Sシビックはここで少し脱落。
とりあえず一安心?

SS4は二度目のHAYASHINOUE
今度はシフトミスをしないように
ってことで頑張って走ったら3秒タイムUP!
ここでようやくJN-2クラスのベストに立てた。

ここまで終わって最初のサービス。
一通りいつもどおりのメニューをこなして、食べるものを食べてSection2へ。

Section2最初のSS5は新コースのHIZEN
ギャラリー向けのデモランとして世界のアライさんが来ていた。


スタート前にコースについて聞いてみると、
例の水たまりに突っ込んでラリータイヤでもハイドロを起こして吹っ飛びそうになったらしい。
やっぱり要注意か。

しかしそれが頭に残ったまま走ったので、スピードを落としすぎたorz
他の車もそれは同じだったらしく、口々に落としすぎたーなんて言っている。
そしてタイムの方は・・・

たった1.26kmなのに周りに1秒か2秒くらい勝っている♪

2本目のスタートまでは1時間待ち。
ダムの周りにラリー車並べてしばしご歓談。


そしてSS6はHIZENの2周目。
今度もやはり水たまりには注意しすぎてしまってまたも減速しすぎ。
一応1秒くらいタイムUPしたが、進歩しないと言うか、なんと言うか・・・
他の車はどうかなぁと思ったら、さっきと同じくらい勝っている。
この短いSSでトータル3~4秒勝てるとはうれしい誤算♪
ここで2位のもう一台のレビンとの差は6秒に拡がる。

Leg1最後のSS7はSANNPOU-Reverse
去年はここで大きくやられた記憶があるので、
今年は少しでも負けを抑えたいところ。
しかし、その気持ちとは裏腹に前半は全く走りのリズムが掴めない。
しかも所々で真正面に夕日が来るので全く前が見えなくなる。
対策しとけば良かった・・・
後半はタイヤが苦しくなって常にズルズル滑っている感じ。
いろいろと走り方を悩みながらの10km
タイムは当然のびず、ミ○バレビンに4秒も負けた・・・
でも、それまでのリードのおかげでLeg1終了時点で
2位に2.2秒差のJN-2クラストップ。

去年までLeg1終了時点でミ○バレビンに10秒以上負けていたことを考えれば、
今年は遙かに進歩している。
これも新コースのHIZENのおかげか?

ただしまだSANNPOUも1本残っているので気は抜けない。
とりあえずタイムを稼げているHIZENはまだ詰める余地がありそうなので、
SS7で撮ったインカービデオを何度も観て研究する。
ライン取りでもっといけそうだな。

HAYASINOUEも中間タイムでは数年前にしゃかりきに走っていた頃に比べると
5秒近くタイムダウンしているので、まだまだイケるはず。
とにかく勝てるところでしっかり勝つように頑張っていきたい。

そんな作戦を考えながらLeg1の夜はぐっすり眠ることができた。